「さっき、陸と何の話してたの?」
――沢山の店舗が立ち並ぶ往来を歩きながら、夕夏がそう訊ねてきた。
「あ…何か私に、話があるんだって」
「話?あの場で立ち話じゃ済ませられないような?」
「うん、大事な話なんだって」
「へ~え」
探るような夕夏の視線に、慌てて首と手を全力で振って見せる。
「た…多分、夕夏が予想してるような話じゃないよっ?!」
「どうかな、わかんないよ~?あ、あの服、君に似合いそうじゃない?店の中も見てみようよ」
夕夏は機嫌良く少し先の店まで駆け寄っていった。
「あ、ちょっと待って…」
「晴海」
すると、ずっと黙ったまま付いて来ていた賢夜にふと呼び止められた。
「賢夜?」
「…陸は本当に君のことを大切に思ってるよ。秦の元から助け出したときも、自分のことより真っ先に君を心配してた」
「えっ……どうして、そんな…」
「うちの診療所にいるときとか、一昨日同じ部屋に泊まったとき、たまに陸と話をしてたんだ」
「…夕夏に、そう言われたから?」
――沢山の店舗が立ち並ぶ往来を歩きながら、夕夏がそう訊ねてきた。
「あ…何か私に、話があるんだって」
「話?あの場で立ち話じゃ済ませられないような?」
「うん、大事な話なんだって」
「へ~え」
探るような夕夏の視線に、慌てて首と手を全力で振って見せる。
「た…多分、夕夏が予想してるような話じゃないよっ?!」
「どうかな、わかんないよ~?あ、あの服、君に似合いそうじゃない?店の中も見てみようよ」
夕夏は機嫌良く少し先の店まで駆け寄っていった。
「あ、ちょっと待って…」
「晴海」
すると、ずっと黙ったまま付いて来ていた賢夜にふと呼び止められた。
「賢夜?」
「…陸は本当に君のことを大切に思ってるよ。秦の元から助け出したときも、自分のことより真っ先に君を心配してた」
「えっ……どうして、そんな…」
「うちの診療所にいるときとか、一昨日同じ部屋に泊まったとき、たまに陸と話をしてたんだ」
「…夕夏に、そう言われたから?」


