【BL】傷―キミ―を刻み込んで



実の親にまで軽蔑されて、それでも君は……



「好きになれてよかった」



――俺の腕の中で泣きながら、そう言った。



どうすることが君の為なのか。
正しい答えが分からない。



それでも……。


「――君を好きになれて良かったよ。」



君が笑い続けられるように、俺の全てを君に捧げよう。


胸に君を刻み込んで。




――end――