君が思うより、君はキレイ。

「ほんと。カイロもらった時、すごく嬉しかった。お客さんにお土産もらうことはたまにあるけど、あんなに心が篭ってるのは初めてだった。柊子さんは心がキレイだから、そうやって自然と人に優しくできるんだと思う。」

「.......。」

「だから、すごく惹かれる。」

「.......。」

「いつの間にか、こんなに好きになっちゃったんだと思う。」

「.....え?」



彼女は黙ったまま固まっていて、なかなか顔を上げてくれない。

ヤバい。

言わない方が良かったかな.......



勝手に盛り上がって思わず告白してしまったことを後悔し始めた瞬間、彼女は俺の胸に顔を埋めて、背中に腕を回した。