普通な学校生活を送るための傾向と対策

 わたしはフリーズ。一瞬、ぴきっと固まった。

 緋色も同様。
 びっくりしているのみたい。
 身じろぎ一つしない。

 ここでどうして亮さんが出てくるの?

「でも、あなたたちが入学する頃には、卒業していないじゃない」

 四歳年上の彼は、紫杏にはいない。
 大学生か、社会人かよね。
 当然のことだけど。

「知ってるよ」

 藤井がムッとしたような顔をした。
 そのくらいわかっているとばかりに。

「憧れの選手だし、目標だし、OBとして
 紫杏に来ることもあるかもしれないし」

「会ってみたいよな。おれたちバド部の尊敬する先輩だし」


 彼らの瞳はまさしく夢見る少年だった。