これからはいちいち断る面倒くささと
 何の関心もない男子達との
 無意味な会話がなくなると思うと、

 やったあ、

 ついにその時がきたって、

 諸手をあげて喜びに浸る。

 夢にまで見た静かな静かな学校生活。


 これが普通よね。

 わたしは平々凡々と暮らしたい。

 藤井と佐々田には悪いけど、
 スケープボードになってもらう。
 これから三年間。



 そのためにはもう一つ。



 是非ともクリアしてもらいたいことがあるけれど。