普通な学校生活を送るための傾向と対策

「どれがいいのかしらね」

 わたしは彼らに聞いてみる。

「そうだね。機能性とか攻撃型だとか守備型とか
 そんなのでも違うしね」

「佐々田くん、
 わたし初めてラケット握るんだけど」

 まだ触ってもいないうちから、そんな専門的なことを言われても。
 わたしは佐々田をじろり睨む。


 こいつ、バカにしてんの?

「ごめん。ごめん。そうだよね」

 佐々田はうっかりしてましたって顔で肩をすくめた。

 したり顔の佐々田がなんか癇に障った。
 おれはなんでも知っていますって、
 上から目線が、気に入らないわ。

 元来、負けず嫌いのわたし。

 どうやって
 息の根を止めてやろうとか思っていると。