普通な学校生活を送るための傾向と対策

「おれたちが一緒に行こうか?」

 やっと言ってくれた。

 最初からその答えを待っていたんですけど。

 わたしたちの会話を聞いて心配になったのかもね。

 そのつもりで緋色にも話を振ったからね。

 緋色は世間知らずだし、
 一人で何かを決められるような性格ではないし、
 ましてや自分のラケットを選ぶわけではないからね。

 わからないのは当然よ。


 まどろっこしいやり方だったけど。
 答えが導き出せたからね。

 よかったことにする。

「ほんとう? 一緒に行ってくれるんだったら心強いわ。
ねっ!緋色」

「うん。ありがとう」

 緋色は藤井と佐々田に
 うれしそうな顔でぺこっと頭を下げた。

「あっ・・・いや・・・」

「うん・・・っ」

 緋色の反応が予想外だったのか、
 言葉にというか、文章になっていない。

 藤井は頭をかきながら、
 佐々田は視線を泳がせながら・・・照れてる。

 カワイイわよね。
 なんか擦れてない感じで。



 そろそろ現実に戻りましょうか?