緋色が男子に少しでも関心があるのなら、
 キューピット役だって喜んでやるし、
 合コンでも、何でもセッティングして。

 緋色に相応しい彼氏が見つかるまで、
 協力するのに。

 緋色の彼氏だったら、探しがいがあるものね。

 プラスの感情にエネルギーを使うほうが、
 断ることより
 断然、効率的だと思うわ。


 楽しみの質が違うもの。


 でも関心がない以上、
 断るしかなかったのよね。



 目障りな火の粉はわたしの方にまで、
 降りかかるから、

 この手で振り払うしかないのよ。