「言ったね。確かに言いました。
でもね、時と場合によっては変わるのよ。
何事も臨機応変は不可欠よ」
ここからが大事なところ。
「・・・・・」
これまで、それで通してきた緋色はまだ納得のできない様子。
割とめんどくさがりやのところがある緋色。
興味がないことにはとことんスルーする性質だからね。
「そういえば、亮さんって、
二人のこと気に入ってるんじゃないの? 昨日も話はずんでたしね」
「えっ! お兄ちゃん」
緋色はパッと顔を上げると、目を何度か瞬かせた。
突然出た亮さんの話に驚いた顔をしている。
帰り道、亮さんのことも聞かせてもらった。
藤井と佐々田がバカップルたちを受け入れてくれて、
目のやり場には困っているみたいだけど。
二人にとっては憧れの人であったし、
亮さんも気さくに声をかけてくれているらしい。
バドミントンをしている者同士だし、共通の話題があって、
そんなこんなで仲良くなったと。
塾に行っている間の出来事。
何もそこを狙って仲良くしなくても。
寂しいわ。わたしだけが知らなかったなんて。
亮さんも。
亮さんが二人に対して嫌悪感を露わにしたらどうしようって。
実はこっちのほうが心配だった。
今でさえ緋色を独占しているのに、
警戒されてこれ以上独占欲をむき出しにされたらどうなるのかしら?
怖いわ。想像したくない。
わたしは恐怖でブルっと震えた。
それも杞憂に終わったからよかったのだけど。
せっかく、両方受け入れているのだから、何の問題もない。
翔でなくてよかったわ。あいつだったら。
そのうち噛みついてくるかもね。
でもね、時と場合によっては変わるのよ。
何事も臨機応変は不可欠よ」
ここからが大事なところ。
「・・・・・」
これまで、それで通してきた緋色はまだ納得のできない様子。
割とめんどくさがりやのところがある緋色。
興味がないことにはとことんスルーする性質だからね。
「そういえば、亮さんって、
二人のこと気に入ってるんじゃないの? 昨日も話はずんでたしね」
「えっ! お兄ちゃん」
緋色はパッと顔を上げると、目を何度か瞬かせた。
突然出た亮さんの話に驚いた顔をしている。
帰り道、亮さんのことも聞かせてもらった。
藤井と佐々田がバカップルたちを受け入れてくれて、
目のやり場には困っているみたいだけど。
二人にとっては憧れの人であったし、
亮さんも気さくに声をかけてくれているらしい。
バドミントンをしている者同士だし、共通の話題があって、
そんなこんなで仲良くなったと。
塾に行っている間の出来事。
何もそこを狙って仲良くしなくても。
寂しいわ。わたしだけが知らなかったなんて。
亮さんも。
亮さんが二人に対して嫌悪感を露わにしたらどうしようって。
実はこっちのほうが心配だった。
今でさえ緋色を独占しているのに、
警戒されてこれ以上独占欲をむき出しにされたらどうなるのかしら?
怖いわ。想像したくない。
わたしは恐怖でブルっと震えた。
それも杞憂に終わったからよかったのだけど。
せっかく、両方受け入れているのだから、何の問題もない。
翔でなくてよかったわ。あいつだったら。
そのうち噛みついてくるかもね。



