お嬢様、口づけを…







―――――ギィーッ……。


「…では、ディナーの後で。また」




へ…? 


今、なんと…?


ドアが閉まると同時に聞こえた先輩の声。


絶対に気のせいじゃない。


ぶるっと小さく体が震えた。