お嬢様、口づけを…





「わ、わ、私ですか…?」




もう、ガチガチ。


体が魔法にかけられたみたいに動かない。


あの憧れの先輩が私の…。







「はい。」





冷静に答える先輩。


その優しく微笑む顔に胸がギュッとなる。