あの、赤い瞳が……忘れられない。 あの声がまだ、耳に焼きついてる。 だけど………もう……… 今度こそ忘れる。 もう一生会わない人。 会えない人だから……… どこの誰だかもわからないし……名前も知らない。 だから……本当に……… そんな曖昧な決断を胸に………2学期が始まった。