「結構見てんのな。」

「うん!!クラスの大半の人の関係分かるよ。」

そーいう才能にも優れてんのか。

「俺さ、女嫌いなんだ。」

「へっ!?わたしに近づいて大丈夫?嫌なら遠くに行くけど?」

「大丈夫。何だろな。萌花と家族以外でこんなに近づける女、お前だけかも。」

「そー言っていただけて、嬉しいです。」

にっこり笑うアイツが、綺麗で。

きゅぅんって胸が締め付けられた。