「よーし、見るぞ」


合格発表のかみが目の前に貼ってあるそのかみをじぶんの受験番号と交互に見る。


「あ、、。あった…………」


先に声をだしたのは綾羽だった。

「嘘だ…あった、…嘘でしょ?」

泣きそうになる目をこらえながら口を手で覆っている。



「待って、、、あたしもあった。」



泣く、というよりかはめをみひらいて驚いてしまった。

聖白高校は、成績はまあまあだが、とっても人気がある高校だ。


ずっと目指してきたあこがれの高校








そうだ、と浮かんだのはあの人。


受験の日の笑顔の美少年、、


受かったのだろうか、とても心配だった。



「ゆー!!!うー!!!!!!!」



そんなことを考えていたら自分が受かったことも綾羽が受かったことも全部忘れていた。


「やったね!これから高校楽しもうね!」


綾羽がウキウキしで、目を輝かせている


「もっちろん!」


私も喜んではいたが内心あの美少年が、気になって仕方がなかった。