「おい、泣いてたんだろ?何嘘ついてんだよ」

そういわれてびっくりした
気が付いてたんだ
まぁそりゃそうか
目赤いだろーし
顔には涙のあと残ってるし

でも、やっぱり素直になれなくて


「あんたには関係ないでしょ?しかも
なんでここにいんの?
授業始まってんじゃん
ばかは授業うけろよ」


ああ、素直になりたいのになれない

もうこの場にいたくなくて


「私1人になりたいからじゃあね」


そういって、屋上のドアに向かって歩き出した