「奈菜ちゃん、隼人くん、遊羅くん
きてくれてありがとう」

「いえ」


そう、なぜか小笠原のお母さんに呼ばれ俺らは小笠原ん家にいった
小笠原は今いとこん家らしい




「あのね、あのこからは口止めされてたんだけど…」


少しの沈黙


「あのこ実はがんなの」

がん…?

が...ん...?

……がん?


「え?萌がですか?」

お母さんがコクンッと頷いた

「な、治るんですよね?」


あの遊羅が動揺してる

「それが、体育大会の時倒れたわよね?
私とお父さんが呼び出された時にがんだっていわれたの」