すると、
「あぁ、私立小学生?」

それを聞き、顔に諦めの表情が浮かぶ。



「もぅッ…」


アゲハはトイレの鏡を恨めしそうに見つめた。


鏡は、(私のせいじゃあない)と言ってるように見える。

アゲハは自分の頬をつねった。

我ながら、柔らかい頬だ。