ー私達が五歳の時ー

「まーい!!遊ぼ~」

そう私に問いかけたのは
大好きな平野春樹。

「はるくん!いいよ~遊ぼ」

私達は生まれた時から一緒だった。
元々両親が仲良くて家も隣同士だった。

つまり世に言う幼馴染ってやつ。

だからこれからもずーっと一緒にいられるように約束したんだ。


「舞、僕が一生幸せにするね。大好きだよ」

「私も大好き!ずっと一緒だよ!」

幼いのに大人びた君が
カッコ良く見えた。


この時からだろうか。
いや、もっと前だ、
私が春樹に恋をしたのは。