多分また母だろう、と思いつつ俺は電話に出た。
「もしもし。」
だが電話に出たのは、
「直木様でいらっしゃいますか!?」
かなり焦った様子の七尾さんだった。
「そうですけど、何かありましたか?」
「お嬢様が、見当たらないのです!」
「凪沙が!?」
「ええ。お嬢様の服はベッドの上にあるのですが、お嬢様自身は…。」
「もしもし。」
だが電話に出たのは、
「直木様でいらっしゃいますか!?」
かなり焦った様子の七尾さんだった。
「そうですけど、何かありましたか?」
「お嬢様が、見当たらないのです!」
「凪沙が!?」
「ええ。お嬢様の服はベッドの上にあるのですが、お嬢様自身は…。」



