3ヶ月後、凪沙は退院した。
三ツ国先生やその他の病院のスタッフの皆さんが、俺達を見送ってくれた。俺は、何度も何度も頭を下げた。
「竜之亮さん。」
「?」
「そういえば、あの時の答え、まだ聞いてませんでしたよね。」
「あの時って?」