凪沙は窓の外を眺めながら言った。
「この頃、朝起きると何故か部屋にバラの花が生けてあるんです。」
「バラの花?」
「はい。それも、いつも白バラなんです。」
バラの花を贈るともなると、犯人は相当な凪沙のファンなんだろう。何せ、凪沙は…。
―カワイイから。―
こんなことを考えるだけで、何故か顔がにやけてしまう。
「どうかしました?」
「?」
「今、笑ってませんでした?」
そう。凪沙にも、分かるくらい。
「この頃、朝起きると何故か部屋にバラの花が生けてあるんです。」
「バラの花?」
「はい。それも、いつも白バラなんです。」
バラの花を贈るともなると、犯人は相当な凪沙のファンなんだろう。何せ、凪沙は…。
―カワイイから。―
こんなことを考えるだけで、何故か顔がにやけてしまう。
「どうかしました?」
「?」
「今、笑ってませんでした?」
そう。凪沙にも、分かるくらい。



