「ご注文お決まりですか~?」
ウェイターとして現れたのは、凪沙だった。チャイナドレスがとても似合っていた。
「あ、竜之亮さん…。」
「凪沙か!」
「あ、はいっ!あの、ご注文を…。」
「あぁ、ゴメン。えっと、ごま団子とウーロン茶を2つずつ。」
「かしこまりました。」
凪沙は一礼し、この場を去った。
俺は、不思議と笑っていた。
「ん?どうした?」
問いかける直樹に、俺は答えた。
「アイツらは決め手を忘れてる。俺達は…アイツらに勝てる!」