「んなこと言ったって、売り物として出せるのか?」
「先生、直木が教室を侮辱する顔をしています。」
「教室って…。」
何も言い返せなかった。こうなれば、凪沙も道連れだ。
「亜結実さん。いくら儲かっても、楽しくなかったら意味がないんじゃないですか?」
このセリフはおそらく、凪沙だからこそ言えるセリフだ。まあ、正論だ。