夜空に浮かぶ、一際大きい星、月。俺は改めて、その美しさに見とれていた。そんな俺の姿を、アイツは見ていた―。
誰かの足音が聞こえる。だが俺は気にも止めない。近づいてくる。前文に同じ。肩を叩かれる。さすがにここは振り向く。叩き主の指が俺の頬に当たる。しまった。またアイツの罠(?)に引っかかったみたいだ。