「続きは次の章に回そう」―。
そうは言ったものの、やっぱり書くのは面倒だし、無駄だ。だって、今日は決まらなかったのだから。
そして、今日は結構なイベントがあった―。
帰り道。
俺は不名誉にも補習で残され、1人で帰っていた。
ふと空を見上げる。そういえば、ここ何ヶ月も帰り道に月を見ていない。俺は漆黒の空に月を探した。