「大丈夫…ですか?」
心配そうに言う凪沙に、俺は言った。
「ちょっと熱があったみたいでさ、それもあって転んだんだ。だから、悪気はな…。」
俺が言い終わらない内に、凪沙のビンタが俺に飛んできた。
「そんな…!竜之亮さんって、そんな人だったんですね!言い訳をする人って…嫌いですっ!」
それだけ言うと、凪沙は保健室から出ていってしまった…。