______________ 廉耶の茶色い瞳が、私の目をじっと見つめる。 「そして、俺は調べた。自分のことや、周りのことを。」 … 今の廉耶は、全て忘れてしまっている。 みんなとの思い出や、そのとき芽生えていた感情…。 _________すべて… 「全てを知った俺は、お前に確認しようと思ったんだ。…そして、今だ。」 … 悲しそうな瞳をしている廉耶。 あの頃の廉耶は、こんな悲しい瞳をする男じゃなかった。 頼りがいのある、頼もしく優しい、兄のような存在。 「…俺は、店をやめる。」