空を見上げれば

『あるんだって!!とにかく、騙されないで。』


そんな、訳ないよ。


赤月くん、優しくていい人だもん。



何かの間違えだよね。



「はい、高槻さん。」


動揺していると、
赤月くんがドーナツがのっている2つのトレイを
テーブルに置いた。


「あ、ありがとう。」


「ん?どしたの?」