「……はぁあ!?」 先に声を出したのは、理沙だった。 「マジで!?あの堅物に!?」 「うん!!!」 力強く頷くと、オエ、と日菜が顔をしかめる。 「あたし冗談だと思ってたのに、楓香があの堅物好きっていうの」 「冗談なんかじゃない!大本気だし!!」 堅物こと、風紀委員会委員長の肩書を持つ彼は 誰より真面目で 誰よりいつも仏頂面で 誰より怖い あたしの、好きな人。