「…………は?」 唇を離すと、そこには驚くほどマヌケな顔した委員長がいて。 …委員長もするんだ、こんな顔。 それだけでなんだか今日はもう 十分だ。 「…委員長。 知ってる? 何であたしがいつも、きっかり3分遅刻するのか」 「……」 「……委員長と、ちょっとでも話せるからだよ?」 固まったまま動かない、委員長。 「委員長、あたしは あなたのことが好きです」 フワリと、窓から秋の風が入ってくる。 それが、あたしの染めたばっかりの黒髪を、優しく揺らす。 「大好きです」