「まぁ、そんな事は置いといて」



男は指輪をどこからか出した。



指、輪?



僕と同じ指輪を持っている。



この男、何者だ?



「動かないで」



その一言で、僕の動きは止まった。



「汝、シトリーを我の代理王として魔界に召喚する。我の名は―――ソロモン」



その一言で、僕の目の前の景色は変わった。



そして、僕の意識は眠った。