悠季side



数字で書かれた時間をみると、もう夜の10時だった。



その画面は光っていて、×というところをおして、シャットダウンをさせた。



その光が消えた瞬間、俺の部屋は真っ暗になった。



もう10時だが、夕飯を食べていないからお腹がすいた。

いつもは自分で作るのだが、今はそんな気にはならなかった。



コンビニでも行くか。



「はぁ.......。」



今日何度目かのため息をついた。


「変...だったな....。」



そう俺はつぶやいたが、真っ暗な部屋に消えていき、
誰に拾われることもなかった。