鍵はあけてあるから勝手に入れと言われた

予定より早くついたなと思いながらドアの前に立つ

・・・?なんか騒がしいな

ガチャッ「おじゃましまー・・・」

「おっと手が滑った」 ビュッ

ドスッ「いったぁ!?滑った勢いじゃないでしょ!?」

「・・・」 ビュンッ

ドスッ 「いや!無言無表情で投げないで!!怖い!!」

・・・お手玉ってあんなに痛そうか? 中のあずきでてるし

「なんだ、騒がしいな・・・ってお前ら!」

奥の部屋から出てきた祠亜、そりゃあ怒るわな

「俺も混ぜろ!」

オイっ!怒れよ!?まとものながいない・・・だと!?

その時全員(と言っても4人)が一斉に俺の方を見た

「・・・」 やっぱり気味が悪い

「・・・おっと手が滑った」 ビュン

ドスッ「いってえ!?いきなり何すんだよ?!」

「いえ、あんまりにもいい的があったもので」

「手が滑ったんじゃなくて!?」

「あっ!能力の名前【的】でいいんじゃない!?」

「いいかもな」

「名前?」

「あー、せっかくだから皆のも説明するか」

俺はせっかくだからこいつらの見た目を観察するか

「俺は自分やその他の物や人の姿形を消せるいわゆる透明人間、カメレオンって呼んでる」

祠亜は女のくせに自分のことを俺といってる、そこそこ長い髪にぱっつん前髪ってやつだ
目の下にほくろがある