怪我の巧妙

渚は叫ぶ間に階段の下に転がっていった。

ダンっ!

大きな音が廊下に響き渡った時、

渚は階段の下で気を失っていた。  

「ったく、誰だ?新学期早々大きな音立てるやつは?」

階段から落ちたような音を聞いた隼人、こと成美先生は階段の方へ向かった。

といっても渚が落ちた階段は保健室のすぐ横。

パタパタ…。

その近付いてくるスリッパの音を聞いて渚は気が付いた。

「ん?なんで私ここにいるの?あ、そっか、私、また階段から落ちたんだ」