怪我の巧妙

入学式も無事終わり、その日は終わろうとしていた。

渚はバレー部の練習を見ていたので帰りは1人だった。

「ったく徹のバカ!彼氏なんだから待っててくれてもいいのにさ!…でも高校のバレーってすごい!!ネットも高くなってるのにアタックがバシって決まるんだもん!あー早く入部したいなー」

と、彼氏の悪口を言ってたはずの渚だったが、

いつの間にかバレー部の強さを想像してニコニコしていた。

あまりにもバレーのことばかり考えていたので、

渚は前方に階段があるのにも気が付かなかった。

「あっ!」