怪我の巧妙

渚は倒れた次の日の夕方頃、目を覚ました。

心電計は安定しており、隼人も信吾も安心していた。

すぐに隼人が部屋のドアを開いた。

起き上がってる渚を見て、  

「目、覚めたか。良かった。…正直いって昨日はお前が死ぬかもって思って眠れなかったんだぞ。もうあんな危険なことはするなよ!…でもホントに良かった」

隼人はそう言うと渚を抱きしめた。  

「先生…。私、ごめんなさい!あんなことになるなんて考えてもいなかった。ありがとうございます、気づかっていただいて」

「じゃあ、ちょっと身体の方も診させてくれな。やっぱりすこし気になるから。よし、ベッドに寝てくれるか?」

隼人は聴診器を耳にかけながら言った。