ーーーーーパドラの町付近ーーーーーー
空牙「おっかしぃなー。
ぜってぇ この辺だと思うんだが。」
謎の剣士 五人衆「おい‼︎お前‼︎
ここで何してんだ?」
空牙「あ? うっせーよ。カス」
五人衆のリーダー "テツ"
「カスだと?
お前、
俺らが誰だか分かっているのか?」
空牙「知らねーよ‼︎
初めて会ったんだから」
テツ「フン。俺らは泣く子も黙る
パドラの町最強の武士
"影丸さん" の 精鋭部隊とでも言っておこう。
俺は、こいつら四人をまとめてる、
幹部の テツだ。
流石のお前も、影丸さんの名ぐらいは
知っているだろう。」
空牙「は? 知らねーよ‼︎
誰だよ、その 影何とか って奴。」
テツ「なっっ‼︎
身の程知らずな奴だ........
お前ら‼︎ やっちまえー‼︎」
空牙「フン。上等だ。おもしれぇ。
五人まとめてかかってこいよ。」
テツ「お前みたいな世間知らずは
こいつら四人で充分だ。」
空牙「まぁ、なんでもいいけどよ。」
シャキンッ (空牙の剣を抜く音)
モンジ「先ずは俺からだ‼︎
五人衆の一人、
"7人殺しのモンジ" だ‼︎」
ダダダダダッ
シャキンッ
(モンジが走りながら、剣を抜く)
モンジ「うぉぉぉぉりゃぁぁぁ‼︎‼︎」
バシュッ
(勢いのまま、空牙の体 目掛けて切りかかる)
空牙「おせぇ.........」
ヒュンッ
(モンジの剣をすかさず横に避ける)
モンジ「何っ?避けただと?くっ.....」
(勢いの余りバランスを崩す)
空牙「ふんっ」
ビシュッッ‼︎‼︎
(その隙を狙い、
すばやくモンジの身体を斬る)
モンジ「うわぁぁ‼︎‼︎ぐはっ‼︎」
(モンジの体から血が吹き出る)
モンジ「く.......くそっ.....」
ガクンッ
(モンジは地に倒れる)
ヤヨイ「くっ....モンジがやられるとは‼︎
次は私だ‼︎
私は五人衆二人目 キリキリ舞いのヤヨイだ。
女だからといって甘く見るな‼︎
行くぞ‼︎」
ダダダダダッ
シャキンッ
(ヤヨイは空牙の方へ駆け寄り
剣を抜く)
空牙「女かよ。
悪りぃが、俺は女を斬る趣味は無ぇんだ。
峰打ちで行くぞ‼︎」
ヤヨイ「ふ、ふざけるな。
舐めてると後悔するぞ‼︎
ヤァァァァッ」
バシュッ‼︎
(空牙の顔を狙い、縦に剣を振る)
その瞬間だった.........
パシンッ‼︎
(ヤヨイの剣を両手で挟み、
剣の動きを止めたのだった)
空牙「ふん。
無手奥義.....1ノ手........
真剣白刃取り‼︎」
ヤヨイ「白刃取りだと.....剣のスピードだけは五人衆1を誇る私が......」
パキンッ‼︎
(空牙は両手で挟んだ剣を折る)
ヤヨイ「んの......やろぉぉぉ‼︎」
バシュッ
(ヤヨイは折れた剣でそのまま
空牙に剣を振る)
空牙「剣は剣士の命だ。
それが折れた時点で
お前の負けなんだよ。」
ヒュンッ‼︎
ゴツッ‼︎
(ヤヨイの後ろに素早く回り込み
峰打ちを当てる)
ヤヨイ「なっっ............」
バタンッ
(ヤヨイは気絶して倒れる)
空牙「口の悪りぃ女は
嫌われるぜ‼︎
次こいよ」

