1つ目の宇宙にある地球という星の

中にある、とある小さな

始まりの村

「カイコ村」


ここから、「空牙」の旅は

始まるのであった・・・・・




ーーーーーカイコ村の外れーーーーー



空牙「ここは 一応自分の村なんだが・・・・・

少し離れると、どこだかわかんねぇ。

あんまり村から出る事は無かったし。

パドラの町ってどこだよ。

こんな地図じゃわかんねぇよ。

しゃーねぇ。

この先は 剣 が望む方へ進むか。」


ーーーーカイコ村のとある酒場ーーーー


客「ぎゃーっはっはっは‼︎

やっぱりココは最高に落ち着くぜぇ」



客2「だな‼︎ 俺ら "武士" にとっては

イイ場所だ‼︎ ひとまず戦いも休戦出来る

って訳だ‼︎」



客3「ああ‼︎

何てったって、今

"アイツ" が居ねぇんだ‼︎」



酒場の看板娘 ヨーコ
「 なになにぃ⁇

"アイツ" って.....誰よ?」


客4「何だ。ヨーコちゃん、

"アイツ" の事知らねえのか?」


客達「ぎゃーはっはっは」



ヨーコ「だから、 "アイツ" って

誰なのよ‼︎」


客2「 まぁまぁ落ち着け。

アイツってのは

空牙だよ‼︎

"斎条 空牙‼︎"

アイツは半端なく強ええかんな。

いつもサシの勝負に付き合わされるんだが、

何というか......

一回も アイツ に勝てた奴なんて

この村には居ねぇよ。

ちなみに今日は 空牙 が、

この村に居ねぇんだ。

何か、旅に出るとか言ってたな。」



客3「そうそう‼︎

サシの勝負をする事が無くなった分

俺らはこの酒場で楽しめる時間が

出来たってワケ‼︎」



ヨーコ「ふーん.......

そうなんだー。

空牙君ねぇーー。


ウワサには聞いた事あるけど、

この店に来た事も、

実際会った事も見た事もないわ。」



客1「まぁ、アイツは

武士の癖に 絶対 酒 は

やらねぇんだ。

剣が鈍るんだとよ。」




ヨーコ「アラ。 カッコイイじゃない。

こんなとこで、ぐーたら飲んでる

あんた達とは 大違いね‼︎」


客5「ぐっ‼︎ そう言うなってー。

ヨーコちゃーん.......」


客達「ぎゃーっはっはっは」



ヨーコ「もう.....本当にバカばっか。

空牙君か........一度会って見たいわね。


...............…ねぇねぇ‼︎

この村の次に行くとしたら

どこなの⁇」


客4「何だい?ヨーコちゃん、

空牙に、会いに行くのかい⁇」



ヨーコ「うっさい‼︎

早く答えてー‼︎」



客4「そーだなー。

ここから先ず、一番近いのが

"パドラの町" だな。

あそこには、悪名高い

強ええ武士が居るらしいぜ⁇」



ヨーコ「なるほど.......パドラの町か.....

.......................母さん‼︎

私.....ちょっと、行ってくる‼︎」

ダダダダダッ


ヨーコの母「あ!.....待ちなさ..........もう...

本当にあの娘は.....誰に似たんだか...。」