「お、あったあった♪」 やっとのことで掃除が終わった私は、 急いでいつもの本屋さんに来た。 今日は“野いちご”で新刊の発売だからね。 ほんとならもっと早くにきて買いたかった んだけど。 ま、いっか! 買えたんだし。 私はそんなことを考えながらレジへと 向かった。 もちろん、両手にはケータイ小説を 5冊持っている。 あー、早く帰って読みたいなーっ♪ 「はい、いらっしゃいませ~」 …あれ? なんか聞いたことのある声…?