家を見られたら、絶対うるさいよな…


そう考えた俺は、近くの本屋に寄り道


することにした。


「あれー、天野っち本屋に寄るん?」


「そうだけど…なんか悪い?」


素っ気なく答えると、庵野はいきなり


笑いだした。


「いやー?別にー?」


…とにかくムカつく。


俺は急いで本屋に入った。


でも、そこには…


「セナ…?」