「…天野、庵野、空井。
いまは何の時間だったかな……?」


「えっとぉー、なんだっけ?」


あわわわ、庵野くんの馬鹿っ!!


「げ、現社ですっ!」


私は慌てて答えた。


「ほぅ…空井は知っていたのか。
なら、3人ともあとで来い」


あーもうっ!


現社の先生怒らせたじゃんっ!?


このとき、私の中で庵野くんは馬鹿な人、


天野くんは不思議な人と認定された。


まったく…とんだとばっちりだよ。