「空井さん、教科書見せて~!」
現社の時間。
まだ教科書のきてない俺は、隣の人…
つまり、セナに見せてもらわないといけない。
「…はい」
てか、なんでこんなにイヤイヤそうなの。
って思ったら、今度はブスッとして…
百面相も相変わらずだな。
そう思ったら、笑いがでてきた。
「クスッ」
「あのぉー、なんで笑うの?」
あ、怒らせちゃったかな…?
でもさ…
「い、いや、ゴメン…っ
でも、空井さんの百面相、あいかわらず
おもしろいなって…プハッ!」
やっぱり抑えられないや。
だって、昔からそうなんだもん。
そう、昔から…

