*memorys*


そんな私を見て“事情”を知っている


未彩は、心配そうな顔で私を見た。


「大丈夫だってば♪」


「う、うん…」


「あ、そ、そうだっ!
昨日の夜さ、○○伝説見たっ!?」


話を変えてくれたのは、瑠衣だ。


まだこの話はしてないけど、こんな雰囲気に


なったときは必ず、話を変えてくれる。


それは私にとって、すごくありがたい。


きっと、未彩にとっても…


いつかは言わないといけない。


わかってるけど、まだ言えない。


瑠衣を信じてないわけじゃないけど、


そう簡単に言えるようなことでは


ないから…