「“あ”が多すぎ。何言ってんのかわかんない。」
「…え?」
私を助けてくれた彼は同じようにお金を入れていちごミルクを選びボタンを押した。
いちごミルクを買う男の子を見たのは初めてで、驚いた。
コーヒーとかカフェオレ買うのかと思ってた。
「俺、コーヒーとかカフェオレとか飲めねーんだ。」
「っ?!」
「あんた思ってること口に出てたよ。じゃーな。」
彼はいちごミルクのパックにストローを差しながら去って行った。
「なに…あれ…。」
これが私と彼の出会いだった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…