「あー、こんな広い部屋2人で使うなんてもったいないね!あー、布団柔らかい…。」
やっと落ち着きを取り戻した藍がベッドに飛び込みながらいう。
はしゃいでるなぁ。
「そうだね。蓮とか4人部屋だっけ?男子の4人部屋は…。」
「狭いだろうね、きっと。」
「あはは…。」
凜くんと西条くんは一緒の部屋なのかな?
仲よさそうだもんね、ふたりとも。
「あーんじゅー。この後なにがあるんだっけ?」
「えっ、あ、えっと…。」
カバンをあさって予定表を取り出す。
このあとは…と。
「オリエンテーションだね。10時10分に玄関集合だって。今10時05分だから…もう集合時間だ!」
「え!急がないと!」
急いで部屋を出て玄関に行くと、班員は既に集まっていた。

