「みんな楽しみなんだよ。」
「この行事はクラス関係無しで班が組めるからなー。付き合ってるやつからしてみれば最高だな。ま、もちろん俺も楽しみだけどな。」
突然凜くんが会話に入ってきてびっくりした。
凜くんも楽しみにしてたんだ。
あんまりそういうの興味ないんだと思ってた。
「おい、残ってるやつ早くバス乗れよ。置いてくぞー。」
先生に声をかけられて私達6人はバスに乗り込んだ。
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杏寿 藍 蓮 秋輝
凜 清志郎
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バスの席順はこうなった。
蓮は藍と一緒じゃなくて落ち込んでたけど…。
「今から二時間かぁ…。ちょっと遠いな、今回は。」
「んなもん寝てれば一瞬だろ。」
喜多くんの言葉にそう言い残し出発して間もなく、凜くんは寝てしまった。

