愛する人へ今



学校につくと蓮と凜くんは既に到着していた。



「うーす、おはよう。」

「おはよう、藍!」



藍を発見するとすばやく藍に抱きつく蓮。

朝からいちゃいちゃと…。
慣れている私はいいけど、凜くんと西城くんは案の定驚いていた。



「あれ、藍ちゃんと蓮って付き合ってんの?」


「そうだよ。藍は俺の彼女だから、忘れんなよ。」



蓮は西城くんにきつく忠告していた。

西城くんは結構女の子に手を出しているらしいから、藍にも手を出されないか心配なんだと思う。



藍、美人だからなぁ。




「大声で恥ずかしいこというな!」


ばしっ



「いてっ!」


蓮は藍からとび蹴りをお見舞されていた。
朝から元気だな、2人とも。





ふいに肩をたたかれ、振り向くとそこには喜多くんがいた。




「おはよう、秋田。」

「あ、喜多くん。おはよう。」


「みんな来るの早いねー。俺遅刻したかと思ったよ。」



そう言われ周りをみると他の人たちは既に集合していた。