日咲*side


生きてるのがこわくて、
つらくて。
でも死ねなくって…。
どうすればいいかわかんないまま
適当を選ぼうとしていた。

そんなあたしの前に
君は、立っていた

「泣きたいなら
泣きたいだけ泣けば」

無愛想で不器用で。
でも優しくて暖かくて。

「そばにいるから」

君を好きになった。