美紅side 「はぁーさっむい。ただいまーっ」 鍵を取り出すのは面倒臭いから、 インターフォンを押すと奥から声が聞こえてきた。 「美紅、素直になりなよ?ねっ?」 足音を感じ、振り返ると剣士がいた。 「美紅、考え直してくれませんか?」 きちんとした正装をした彼。 見惚れるほど美しい。 「剣士には幸せになって欲しいから....。ミサキさんと幸せになりなよ?」 「ちょっ、待てよ。三崎?お前、何で知ってんの?」 貴方様々、直に聞きましたよ。