「今は先生として聞いてるんじゃねぇ。俺は岸谷亜門だ。亜門って呼べ。」
「えっ?......あもん、さん?」
岸谷亜門。
目の前にいる、彼の名前。
彼とあたしは教師生徒。
それを忘れろってこと?
「呼び捨て強制。俺、休みの日に先生なるの嫌だし」
た、たしかに.....
強制、って。
なんかこわいし!
「......あもん」
「うん、いい子。で、どした。こんなとこで」
「え?...んーっとね、なんとなく」
そう言って、先生の目線から背けてしまった。
あ、やばい....
見透かされる.....
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